2020年6月18日茅の輪を作製いたしました
昨今国内外問わず蔓延し猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、皆様には、このように目に見えない脅威に対して不安な日々をお過ごしの事とお察し致します。
古来より繰り返される疫病や飢餓・自然災害に対し、どのように先人達は祈りを捧げてきたのでしょう。各地域に於いて、さまざまな故事逸話より窺い知ることが出来ます。
蘇民将来のお話しも有名です。昔スサノオノミコトが、貧しい生活のなか善行を施した蘇民将来という者に、「世に疫病が流行れば、蘇民将来の子孫と言い、茅の輪をつけておれば免れさせる」と約束された説話があります。
現在では各地域の神社でも、茅の輪くぐりによって災難を免れ無病息災を願う神事が行われております。
このような非常事態の状況下において、当社に於きましては、氏子崇敬者の皆様の心のよりどころとして、暑い夏を無事に過ごすと共に疫病を免れ無病息災の願いを込めて、初めての茅の輪くぐりと人形の大祓い神事を執り行うべく、本日総代さんご協力のもと茅の輪を作製し参道に設置をいたしました。
当社にとって初めての取り組みでありますが、試行錯誤しながらも瑞々しい立派な茅の輪をお作りいただきました。
皆様には、感染予防にご留意頂きながらご参拝賜れば幸甚に存じます。
氏子の皆様が一日でも早く安息な日々を過ごせますようお祈り申しあげます。